フロアコーティングに使われる塗料の成分

フロアコーティングに使われる塗料の成分
フロアコーティングを施工するとフローリングの美観が向上するだけでなく、掃除がしやすく定期的なワックスをしなくてもつやのある状態を維持することができます。このようなメリットが意識されていますが、配合成分に応じてそれぞれ特徴があります。フロアコーティングで使用される頻度が高いものを中心に、特徴を御紹介します。 ガラス樹脂は派手すぎない適度なつやをだすことができて、光沢も調整可能なのが特徴です。ガラスなので安定性にすぐれ、万が一お子様が口でなめてしまっても安全です。 ウレタン樹脂は、価格が安価で複雑な箇所でも施工可能なため、フロアコーティングでは使用される頻度が最も高いものです。適度な厚みをもち、水掃除などできれいに手入できます。ただし耐久年数はあまり長くないので、施工を定期的に行う必要があることも。 シリコン樹脂は耐久性が高く長時間美観を維持できるのが特徴です。完全硬化までに一月歩とかかるので、乾燥までは注意が必要です。
フロアコーティングの中でもシリコンは滑りにくいのが利点
フロアコーティングにはいくつかの種類があり、それぞれ特徴が異なります。シリコンは耐用年数が約10年で、他の種類と比較すると中間程度の硬度があります。 水分を弾くためキッチンや洗面所などの水回りでも、効果的に使用することが可能です。反面、空気を通す特性があるため、フローリングの湿気を放出することができ、通気性を確保できることからフローリング材に負担をかけません。 素材に柔軟性があるので滑りにくく、素材の安全性も高いので、小さな子どもや年配の方、ペットなどがいる住宅に向いています。保育園や幼稚園、高齢者施設にもよく利用されているフロアコーティングです。施工の費用は比較的低コストで、ツヤの強さが調整可能なことから、光沢を抑えた質感に仕上げたい場合に適しています。 柔軟性のある素材のため、UVやガラスなどの硬度の高い素材と比較すると、摩耗に弱く塗膜のすり減りが早くなります。裏面が柔らかいスリッパなどを使い、表面の摩耗を減らすことで長持ちさせることができます。